「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
ヨガが「ココロ」と「カラダ」に良いと分かっていても忙しい現代人は、なかなか定期的にヨガ教室に通うことができません。
通えないことがむしろストレスになっている方も多いと思います。
じっくりヨガを行い、自分と向き合える時間を一日のどこかで持てるのが理想的ですが、スケジュール通りいかないのが現代です。
そこで、私は、通勤の行き帰りに行える運動処方をおすすめしたいと思います。
その名も、「ブレスウォーク」です。
開発したのは、クンダリーニヨガの第一人者の故ヨギ・バジャン師と、その高弟のグルチャラン・シン氏です。
もともと伝統的なクンダリーニヨガの技法には、「ブレスウォーク」は存在しませんでした。
バジャン先生は、1960年代後半にインドのパンジャーブ地方(現パキスタン)からアメリカに渡りました。
そこで知ったアメリカの現状は、「ストレス」と「肥満」大国という実態でした。
そういった背景から、忙しい現代人でも無理なく取り組めるように開発されたのがこの「ブレスウォーク」と呼ばれるヨガプログラムです。
「ブレスウォーク」は、アメリカでは、「ウォーキングヨガ」とか「ウォーキングメディテーション」と呼ばれています。
文字通り歩きながら行うヨガです。
「ブレスウォーク」では、「呼吸」「歩行」「集中」を同調させながら行います。
「ブレスウォーク」は、筋力トレーニングと異なり、とてもマイルドな運動ですので、誰でも無理なく取り組めます。
それはつまり、毎日続けやすく、メンタルヘルスの安定化にもつながります。
歩きながらヨガの呼吸法をしますから、通常のウォーキングよりも高い脂肪燃焼効果が期待できます。
今、ストレス、うつ、やる気に関する書籍が相次いで出版されています。
それぞれ、とても良い方法論ですが、人間の根本は脳です。
あれをしようとかこれをしようとか、目標や計画を立て実行するのは全て脳です。
ですので、私は、まずはヨガやウォーキングなどの有酸素運動によって脳の働きを高めることをお勧めしています。
定期的な有酸素運動の実習により、
脳の「海馬」が強化され、記憶力が高まり、ストレスを軽減させ、抗ストレス効果もつくことが分かってきました。
また、ヨガなどの身体内部への意識を深める行為により、
脳の「島」と「背内側前頭前野」が強化され、恐怖と関わりのある「扁桃体」を沈静化させる働きも明らかになっております。
「ブレスウォーク」は、有酸素運動の一面もありますし、ヨガの一面もあります。
ですので、忙しい現代人にはとてもぴったりなプログラムといえます。
脳は頭蓋骨で覆われているため、筋トレによる筋肉の変化みたいにビジュアル的な変化は確認できませんが、
PETやMRIなどで確認すると、実際はヨガや有酸素運動などによって特定の脳部位が太くなったり薄くなったりしているのです。
★実際の「ブレスウォーク」後のPETスキャンによる脳画像変化
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町 【無敗脳ヨガ道場】 辻でした。
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