2012/12/24 カテゴリ:ブログ

火の呼吸の「長さ」と「速さ」に注意! ◎無敗脳ヨガ道場◎

「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。

 

火の呼吸」は、連続で3分ほど繰り返します。

※「火の呼吸」とカパラバティ呼吸法は異なります。これについては、別の機会にご説明させていただきます。

 

私は、1回に3分以上行わないように指導しています。

(※長くても5分)

 

なぜなら、それ以上行うと交感神経の働きが過剰に働いてしまうからです。

 

もちろん、「火の呼吸」などの速い呼吸により、必ず交感神経の働きは高まるのですが、

終わったあとに反射作用として、副交感神経の働きが高まってきます。

 

これは、運動や食事の後と同じ現象で、眠くなる原因もその一つとして考えられています。

 

ただ、これが連続で5分以上行うとなりますと、その反射作用も追いつかず、毎日続けていくと、

ほとんどのケースでのぼせや火照りなどの自律神経失調症の兆候が出てきます。

 

こういった場合、「火の呼吸」をやめれば、大抵の場合、数日で元に戻ります。

 

また、「火の呼吸」を1分間に200回以上行うように指示されているケースも多く見受けられますが、

バジャン先生は、1秒間に2、3回のペースを守るようにと常におっしゃっておりました。

 

つまり、

1分間に200回を超えてはいけないということです。

 

200回以上行う速さですと、必ず、一回一回のおへその引きが浅くなり、

結果、浅くて速い呼吸になってしまいます。

 

息を力強く吐いて、おへそのあたりを刺激するのがこの呼吸法の本来の目的ですので、

速度を高めておへそへの刺激が弱くなってしまってはこの呼吸法を行う意味がそもそもなくなってしまいます。

 

その他よく見受けられる質問として、「火の呼吸と過呼吸は同じか?

 

●過呼吸 ⇒ 胸での浅い、不規則な呼吸

●火の呼吸 ⇒ 腹での力強い、リズミカルな呼吸

 

という明確な違いがあります。

 

呼吸の速さだけを捉えて「火の呼吸」と過呼吸を同一視されるケースがあるようです。

 

私が実験したケースでは、「火の呼吸」の実習後に気分の測定を行った場合、

イキイキなどの「ポジティブ覚醒」は有意に高まりますが、

イライラなどの「ネガティブ覚醒」は高まりませんでした(被験者10人)。

 

もし、過呼吸であるならば、逆に「ネガティブ覚醒」が増加し、「ポジティブ覚醒」が低下しているはずです。

 

★ヨガのクラスの中でヨガの効果を計測したいと希望されている指導者の方がいらっしゃいましたらどうぞご一報ください。

使用すべき、心理指標や生理学的な指標、計測の流れなどについて無料でサポートさせていただきます。

 

もちろん、整体やマッサージ、アロマ、エステ、リフレクソロジーの方など、効果計測に関心がある方ならどなたでもOKです。

 

本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。

東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場辻でした。

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