「無敗脳ヨガ」とは、従来のメンタルトレーニングが「ここ一番」で自己コントロールを試みる方法に対し、
「ここ一番」までに自己コントロールを必要としない「本番で負けない脳」を作りこんでおくことをコンセプトにしたヨガのことです。
今のメンタルトレーニングの問題点は、試合中に無理に自己コントロールさせようとする点にあると考えられます。
この方法の場合、なかなかうまくリラックスできない強迫観念からよりメンタルが悪化していくことが推測されます。
また、プレッシャーのかかる
ゲームポイントやマッチポイント、
選手同士のぶつかり合い、
サポーターからのブーイング、
審判のミスジャッジ、
悪天候によるストレス…etc、
こういったことが起きる度にその都度、自己コントロールをしようとします。
プレッシャーを感じる ⇒ 呼吸法をする ⇒ プレッシャーを感じる ⇒ ポジティブなイメージを思い浮かべる ⇒ プレッシャーを感じる ⇒ ポジティブな言葉を自分に言い聞かせる…
これでは、とても競技自体に集中できません。
何といいましても、自己コントロールのためにエネルギーを消耗し、脳疲労を起こし、結果、パフォーマンスの低下が予想されます。
それなら、はじめから、「ここ一番」での自己コントロールを必要としない“無敗脳”をつくっておく方が効率的ではないでしょうか?
“無敗脳”を獲得するには、「ここ一番」においても、外界の刺激に対して心が引きずられず、
常に「今ここ」に意識を集中させることができる「脳の神経ネットワーク」を構築しておく必要があります。
なぜ、「今ここ」に集中することが重要なのか?
それは、 アスリートのメンタルが主に乱れるのは、勝敗への不安(予期不安)が頭によぎった時だからです。
勝敗の行方というと一見すると未来への不安のようですが、
これらは全て過去の失敗体験(トラウマ記憶)から生まれてくるという点です。
ゴルフのイップスと呼ばれる筋肉の硬直現象も同じといえます。
特にこれらのトラウマ記憶が走馬灯のように想起されるのが「勝ち」を意識した瞬間です。
「勝ち」を意識した状況では、「勝てるかも」という精神状態と、「勝てないかも」という精神状態が半々に浮かんできます。
トラウマ記憶の少ないプレッシャーに強いアスリートの場合、
このフィフティー・フィフティーの状況で「勝てるかも!」の方のポジティブなイメージが強く働きます。
一方、トラウマ記憶の多いプレッシャーに弱いアスリートは、
どんなにリードをしていても、「勝てないかもしれない…」というネガティブなイメージの方が強く働き出してしまいます。
元々プレッシャーに強いアスリートでも経験を積んでいくうちに、プレッシャーに弱くなっていくケースもあります。
それは、勝利を重ねていく一方で、あと一歩で逆転負けをしてしまったという苦い体験(トラウマ体験)も同時に重ねていくからです。
ですので、プレー中は、過去や未来ではなく、常に「今ここ」に集中することが重要になってくるのです。
「無敗脳ヨガ」では、伝統的なヨガの理論と最新の脳科学を基に、
段階的にあらゆる状況下でも「今ここ」に集中できるような脳を獲得できるように体系化されています。
理論的には、どんな状況でも「今ここ」に集中できれば、過去や未来に意識が向かいませんので、プレッシャーは生まれてきません。
それでも「ここ一番」ではどうしてもプレッシャーが生まれてきやすい状況にあります。
ですので、たとえプレッシャーが生まれてきてもそれを放っておく技術も合わせて習得していきます(※従来の呼吸法などは用いません)。
現実的に実践を想定した場合、やはり普段通りにはなかなかうまくいかない場合も十分考えられます。
ですので、そういった緊急事態でも対応できるように二段構えで準備しておく必要があるといえます。
こうしたヨガや瞑想などの「今ここ」に集中するトレーニングの繰り返しにより、
実際に、脳の「島」や「背内側前頭前野」と呼ばれる部分の厚みが増してくることが近年の脳研究の結果、明らかになってきました。
同時に、トレーニングをやめると薄くなっていくことも分かってきました。
つまり、
脳も体の一部であり、正しい方法でトレーニングしていけば、筋肉と同じように鍛えられるということです。
体は、試合までに作りこんでいくのにどうしてメンタルに関しては当日になってからコントロールしようとするのでしょうか?
「ここ一番」で強くなりたいのでしたら、「ここ一番」までにメンタルのコントロールを必要としない「無敗脳」を事前につくっておくことをお勧め致します。
それは、常に「今ここ」に集中するための「脳の神経ネットワーク」の構築を指します。
この「無敗脳」が獲得できれば、プレッシャーがかかる度に呼吸法をしたりするなどのリラクセーション技法そのものが必要なくなってきます。
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文章で理論を学習していただくよりも、実際に体験していただく方がはるかにその効果が実感できるからです。
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