最新メンタルトレーニングでストレス&うつ一刀両断!無敗脳ヨガ道場の辻です。
イメージトレーニングによる、競技パフォーマンスへの向上効果はあると思いますが、
それは、良いイメージが出来た場合に限られます。
良いイメージが出来ないと、パフォーマンス発揮においては、逆効果となってしまいます。
そして、それは、
良いイメージが、毎回、間違いなく作り出せてこそ本番で役に立ってきます。
ましてや、アスリートの場合、本番というプレッシャー下で、
良いイメージが作り出せなければ意味がありません。
練習で、良いイメージを作り出せても、それでは、不十分なのです。
そもそも、本番で良いイメージを浮かべられるアスリートにとって、
もはやメンタルトレーニングは必要ないといえるのかもしれません。
ちなみに、当スタジオでは、イメージトレーニングは採用しおりません。
なぜなら、イメージ力をつけるのにかなりの練習時間を必要とするからです。
実際に、私の指導経験からも、トレーニングに時間を費やした割には試合結果にあまり反映されませんでした。
イメージトレーニングを行うより、ヨガのポーズや、呼吸法を用いて、
それらを行っている最中の体の変化を感じるやり方の方が、
自己の感覚センサーが磨かれ、結果、イメージ力が向上します。
まずは、ヨガのポーズで肉体に刺激を加え、それを肉体レベルで感じます。
次に、速い呼吸法をしたり、ゆっくりにしたり、音を出したり、
息を止めたりした時の呼吸による体内の反応の違いを感じ取ります。
続いて、瞑想中の自分自身の思考の反応を感じるというように、
刺激の種類が段階的に繊細になっていくことが理解できると思います。
このようにヨガでは、段階的に、自分の中の感覚センサーが磨けるようになっています。
イメージよりもまずは、自己の感覚センサーを鋭敏にすることの方が大切です。
そうすれば、本番でも、今の自分自身がどういう状態なのかを知ることができ、
もっとリラックスした方がいいのか、
脳の覚醒水準を高めた方が良いのかという戦略が立てられるようになります。
未来に向かって良い競技イメージを頑張って作り出すことより、
「今この瞬間」に意識を集中させることの方が、
パフォーマンス発揮においては重要なのです。