最新メンタルトレーニングでストレス&うつ一刀両断!無敗脳ヨガ道場の辻です。
スポーツ心理学のテクニックには、ポイントをとったときに自分のテンションを上げさせる目的で、オーバーリアクションのようにガッツポーズをとる方法があります。
しかし、ヨガ的な側面から考えたとき、この方法はあまり好ましい方法とはいえないようです。
それは、ミスをしたときと同じ心理状態になってしまうからです。
得点が入って喜んだ場合、心がその事実に対して引きずられてしまっている状態です。
そして、ミスをして、「しまった!」と思った瞬間も、そちらの方に心の働きが引きずられています。
つまり、
両方とも、外で起こった出来事に対して、心の働きがつられてしまっている状態であり、「今ここ」に集中していないということです。
ポイントをとったとか、ミスをしたとか、その事実に対して心がいちいち反応しないようにしなければいけません。
起こった事実に対して、自分自身が、良い悪いの判断をしてしまいますと、心の働きが波立ってしまいます。
ヨガでは、心の働きが外の対象物に対して引きずられないようにすることを最も重視します。
宮本武蔵も心が外の変化に引きずられてしまってはまずいと五輪書の中で述べています。
伝統的なヨガの教科書である「ヨーガスートラ」と、兵法の理について書かれている「五輪書」の内容が似ているところが多々あるのは、
やはり、心の働きを止めることが、全ての極意に通じるということなのでしょうね。
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