「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
「ここ一番」に強くなる方法や、「折れない心」について書かれた本が次々に出版されています。
そういった本が出続けているのにもかかわらず、現状では本番に強い人はなかなか輩出されてこないようです。
これは、ニーズはあるけども、実際の効果が得られていない、いわゆる「楽してダイエット現象」といえます。
どういうことかといいますと、
「楽してダイエット」が本当に効果があるならば、巷にはスタイルの良い人たちで溢れかえっていないとおかしいのに現実はそうではないという現象のことです。
つまり、それらは、「幻想」に過ぎないということです。
「ここ一番」に強くなる方法の場合、裏を返せば、「ここ一番」以外は弱いということです。
つまり、一時的にリラックス感は得られても、普段の自分は弱いままだということです。
自律神経のバランスを保つという面でも副交感神経の働きを高めるリラクセーション技法は、とても重要です。
現代においてはなくてはならないといえます。
ただ、
リラクセーションは、あくまでも今のストレスを一時的に軽減するものであって、ストレスに対してタフになる方法ではないということです。
ですので、当然、通い続けていない限りメンタルが悪化してきます。
戦国時代であれば、いつ「ここ一番」が訪れるのか分かりません。
常に「ここ一番」状態です。
ですので、
「ここ一番」と「日常生活」を切り離して考えて生きていると戦国武将はつとまらないといえます。
そういった意味では、今流行りの「ここ一番」で強くなる方法論は、戦国時代には全く無力といえます。
なぜなら、それらの技法は、あくまでも事前に準備する時間があった場合に限り適用可能だからです。
試合中は、ゲームポイントやマッチポイントなど、目に見える「ここ一番」が存在するとともに、潜在的に、目に見えない「ここ一番」も存在します。
途中まで良いプレーをしていたにもかかわらず、ちょっとしたアクシデントで流れが悪くなっていったアスリートを見たことはないでしょうか?
何か場が変わったかのように攻守が入れ替わった瞬間を見たことはないでしょうか?
麻雀や将棋、囲碁を打たれる方はイメージしやすいかもしれません。
多くの方々が、この目に見えない「ここ一番」を目撃したり、体験したりしていると思います。
目に見える「ここ一番」は重要ですが、相手もしっかり準備してきます。
そして、目に見えない「ここ一番」の方が、圧倒的に多く訪れるということです。
将棋では、もしかしましたら、そういった目に見えない「ここ一番」を対局後にお互い自分自身の中で振り返るために「感想戦」を行っているのかもしれません。
いずれにしましても、
本当の戦いは、目に見えない「ここ一番」にあるのです。
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