「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
『弓と禅』という書物は、ドイツ人哲学者のオイゲン・ヘリゲルが、
当時、弓聖と称されていた弓の名人である阿波研造師範のもとで3年間に渡る弓道と禅に関する修行体験を綴ったものです。
この本の元となる『日本の弓術』が、1941年に岩波文庫から出版され、
その内容の改版として、1956年に『弓と禅』が協同出版社より出版されました(※現在の出版元は福村出版)。
それから50年以上もの長きに渡って読まれ続けられているロングセラーです。
この本は、ヨガの極意、最高の境地について書かれているといえます。
ですので、昔から仏教と親しみのある日本人のハートを文字通り射抜いたのだと思われます。
この本は、決して読みやすいものではなく、どちらかというと難解な書物の部類に入るといえます。
それでもまた最近売れ出しているそうです。
その理由は、あの元アップル社のCEOの「スティーブ・ジョブズの生涯の愛読書」として知られるようになったからです。
ご本人はもうお亡くなりになっていますので、詳細は分かりませんが、本当だとしたら、やはりすごい方だなと思います。
なぜなら、普通、経営者は、直接、業績アップにつながらないようなことは、なかなか生活に取り入れようとは思わないからです。
それ(禅)をあえて日常生活に取り入れていたところが、彼のすごいところだと思います。
禅をやることがどうして経営者にとってプラスになるのか?
その想像力が尋常ではない気がします。
「急がば回れ」ということでしょうか?
いずれにしても普通、なかなかそこには意識が向かわないと思います。
やはり、世界を変えるような大発明をする方は、
想像のベクトル自体が根本的に違うような気がしますね。
◎無敗脳ヨガ道場◎