「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
日本では、呼吸法といいますと、禅の「丹田呼吸」が有名ですが、その禅は中国から伝わり、そのもとはインドが発祥です。
サンスクリット語の「ディヤーナ(瞑想の意)」が、日本では「禅那(ぜんな)」と音が変化して伝わってきました。
ですので、禅は本来、「瞑想」のことを指すんですね。
インドのヨガが発祥ですので、元々は、ポーズや呼吸法もたくさん存在しました。
日本に伝わってくる段階でそのほとんどが失われてしまったということです。
実際、中国の禅には、ヨガのポーズに近いものがたくさん残っています。
日本で有名な、丹田(臍下丹田)も、中国では3つ(下丹田・中丹田・上丹田)、インドでは7つ(チャクラ)存在します。
…何が言いたいかと申しますと、
何か学びたいことがあるときは、第一人者から直接学ばないと本質がねじ曲がって伝わってしまう危険性があるということです。
当時は、インターネットもありませんでしたから、
ヨガみたいな難しいテクニックがインドから中国、日本というようにきちんと伝わるにはどう考えても無理があったと思います。
直接、学べば簡単なことでも、経典として残していくと、一気に難解さが増します。
①それは、分からない部分を補うように、無理矢理、文章化しているからか…?
②習った人用の復習テキスト的な位置づけだったからか…?
日本の武術の巻物は、盗まれることを前提に書かれているので、わざと抽象的に書かれていると聞いたりします。
ですので、巻物は②の役割を果たしていることが多かったのかもしれません。
いずれにしましても、伝統的なことからアカデミックな事柄まで、可能でしたら第一人者の方に習うことをお勧め致します。
…私も常にそうしてきました。
ただ、少し難しいのが、伝統的な世界の第一人者の方々は、ほとんどのケースでテレビや雑誌に登場されないという点です。
ですので、誰が本当の第一人者なのか?という師匠探しの旅で多くの時間が割かれると思います。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした。