株式会社サイバー・ヨガ研究所の辻です。
「睡眠障害」でお困りの方は自律神経系の切り替えがうまくいかず、特に副交感神経の反応が弱いことが測定により顕著といえます。
そこで、すぐに何か副交感神経の活動を高めるために色々と取り組むことになるのですが、なかなか効果は得られない傾向にあるようです。
それは、気合を入れてもできないのが睡眠とリラックスだからです。
さあ寝よう!リラックスしよう!と、頑張っている時点でうまくいかないのです。
身体が緊張で固くなっている時は、一旦、力を入れてから緩めてあげると筋肉が緩む感覚が脳に伝わり、
リラックスした状態を脳が思い出してくれます。
それが、リラックスするきっかけを作り出してくれます。
「睡眠障害」の方でも食事の後や、運動後は眠くなると思います。
これは、急激に高まった交感神経の働きにより、バランスを保つために副交感神経の働きも高まってくるからです。
運動をやめると、交感神経の働きが抑えられ、今度は急に副交感神経の働きが強くなり眠くなるというわけです。
これには体温の低下による眠気の誘発も関連してくるのですが、直接的な原因はむしろ自律神経系といえます。
このように、リラックスしたい場合は、一旦、交感神経の働きを高め、次に副交感神経の活動を高めてあげるとものすごく眠くなってきます。
当スタジオのお客様でも、なかなかリラックスできない方や睡眠障害でお困りの方が多数お見えですが、
実際に皆様に眠くなる過程を体験していただいています。
このように自律神経系の特性を知り、正しい方法で取り組んでいけば、長年の様々な悩みが解決できることも少なくありません。
また、私は家でも行えるリラクセーション用の呼吸法とヨガセラピーを指導させていただいています。
それは、定期的にリラクセーション反応を促す行為を続けることで、より副交感神経の働き(反応性)が高まることが分かってきたからです。
遺伝子研究でもヨガ実習前後の短期的効果だけでなく、
長期的に続けていたグループは初心者のグループに比べ、ストレス関連遺伝子への反応の仕方も異なってくることが分かってきました。
これは、ヨガや呼吸法は続けることでリラックスや抗ストレス効果が高まっていくことを証明しています。
筑波大学発ベンチャー株式会社サイバー・ヨガ研究所代表取締役 辻 良史
⇒「無敗脳ヨガ」ブログ
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