「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
古来より東洋の技法には丹田を強くするための呼吸法や身体技法がたくさんあります。
それほど、丹田は経験的に大切とされてきました。
丹田の中でも特におへその下のあたりに存在する「臍下丹田」はとても重要視されています。
人体には、72000本の気の道が存在するといわれていますが、その全ての道が「臍下丹田」を交差します。
さらに、ヨガには高速道路に該当するような重要な道が3本あります。
その中でも一番重要な気の道に、「スシュムナー」と呼ばれる尾てい骨から脳天まで貫く道があります。
この道上に「チャクラ」と呼ばれるエネルギーの変電所のようなものが7つ存在し、
各チャクラでは上記の重要な道2本(イダ&ピンガラ)が交差しています。
これらのチャクラを活性化するには、「臍下丹田」の活性化が必須になってきます。
これには毎日「火の呼吸」の実践が必要です。
「火の呼吸」で高まった臍下丹田の熱エネルギーを特殊な方法で上に上げていき、
各チャクラを通過させ、最終的に脳まで到達させます。
ですので、昔の人たちの考えでは、脳を活性化するにはまずは「肚(ハラ)」を鍛える必要があると認識していました。
ちなみに、禅の丹田呼吸でも「臍下丹田」の活性化は可能ですが膨大な月日がかかってしまいます。
西洋のエクササイズでは、腹筋は鍛えれても、この「臍下丹田」を含む肚は鍛えられません。
それは、肉体を物質として捉えているためであり、肉体の内部に存在する気の身体の概念がそもそもないからです。
私たちの国では、お侍さんは、首ではなく「肚(ハラ)」を差し出してきました。
これは、その人の精神性がハラに全て詰まっているという考えが根底にあったからです。
しかし、今や脳トレブームの到来になり、この「丹田力」を高めようとしている人たちは皆無といえます。
非常にもったいない話です。
禅の「丹田呼吸」だけがメジャーな呼吸法という点も問題の一つといえます。
脳だけ鍛えようとしたり、知識だけを詰め込もうとすると頭でっかちな人間になってしまいかねません。
やはり脳より「肚(ハラ)」なのです。
本日は久々にヨガのマニアックな記事を書いてみました。
文章で書くとどうしても難解なものになってしまいますね。
やはり東洋の技法に関しては、体験する他ないといえます。
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした。
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