2013/10/27 カテゴリ:体験者の声

実生活,競技に活用できればと思い参加させていただきました!

本日は,ご夫婦と可愛いオチビちゃん(3才 男の子)のご家族3人でお越しいただいたお客様の声をご紹介させていただきます.

今回は,ご主人様の感想とデータを掲載させていただきます.

※掲載に関しては、ご本人の許可を得ております。

男性 29才 会社員 ヨガ歴10年 趣味:トライアスロン(運動歴20年)

20131027アンケート

【『呼吸最適化プロファイル』をお知りになったきっかけは何ですか?】

妻の紹介で知りました.

【『呼吸最適化プロファイル』のどのような点に興味を持たれましたか?】

実生活,競技への活用できればと思い参加させていただきました.

プロスポーツ選手でなくても受ける事ができる事が何か素晴らしいと思います.

【プロファイル後の率直な感想をお聞かせください】

すこしねむくなる事がありましたがリラックスして行う事ができました.

【プロファイルへの参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】


プロファイルの測定はとても簡単なものでした.

3才の息子連れでもOKしていただき有難かったです.

─ ─ ─ ─ ─ ─

こちらのご主人様は,趣味でトライアスロンをされており,少しでも心肺機能を高めたいと思い,

自分に最適な呼吸ペースを分析し,ご自身のトレーニングに生かしたいという目的がありました.

またお仕事柄,不規則な生活からの疲労回復を高めたいという目的もありました.

自分に合った呼吸ペースでの呼吸トレーニングを続けていくと呼吸効率が高まることで

アメリカの陸上選手なんかは自分のトレーニングに採用し効果を上げています.

また寝る前に最適な呼吸法を行うことで睡眠中の副交感神経の活動が高まることも分かってきました.

そのことから「積極的休息」の異名を持っています.

【安静状態】

20131027安静状態

(※グラフ上: 0.1Hz帯域(緑線)のパワー値 ※グラフ下: 心拍)

安静状態でも心拍のリズムが相当きれいです.

定期的なトライアスロンやヨガトレーニングの賜物だと思います.

20131027安静状態きれい

(※青線:お腹の動き ※赤線:心拍)

安静状態でも腹式呼吸で呼吸がされており,お腹の動きに合わせて心拍も反応しています.

鍛錬者と一般者との違いは,安静状態に顕著な違いが見受けられるような気がします.

【6.5回/分】

20131027_65

安静状態から1分間に6.5回の呼吸に変化させたことにより,0.1Hz帯域のパワー値だけが上昇しました.

心拍リズムもきれいです.

しかし,0.2Hz帯域も共鳴しており,これは最適な呼吸ペースとはいえません.

【6.0回/分】

20131027_60

0.1Hz帯域のパワー値が1200μVまで高まりました.

0.2Hz帯域は反応していません.

心拍の波形の高さも高まってきましたが,波形のリズムが不規則ですので,最適な呼吸ペースとはいえません.

【5.5回/分】

20131027_55

0.1Hz帯域のパワー値にはそれほど変化はありません.

しかし,心拍の波形が同じような形を示し,リズミカルになってきました.

これは,心地の良い呼吸ペースである証拠です.

5.0回/分最適な呼吸ペース(共鳴周波数)

20131027_50

0.1Hz帯域のパワー値が倍ぐらいにまで高まりました.

波形も5.5回より全体的に高くなり,パワー値が顕著に高まった結果から5.0回/分が最適な呼吸ペースと推測されます.

20131027_50最適

念のため,お腹の動きも一緒に見てみましょう.

お腹の動きの頂と心拍の頂も同じ線上に位置しています.

これは,お腹の動きに合わせて息を吸うと心拍が早まり,吐くとゆっくりになっていることを指しています.

波形の頂が重なり合うのは,その呼吸ペースに心拍や血圧が共鳴している証拠です.

共鳴していない場合は,この山の頂がズレます.

【4.5回/分】

20131027_45

0.1Hz帯域のパワー値が少し低下しました.

波形にギザギザが混じり,乱れ始めました.

この呼吸ペースでは循環器系に少し負担がかかっているようです.

20131027_45ギザギザ

実際に,お腹の動きの頂と心拍の波形の頂が少しズレ始めているのが確認できます.

これは,息を吸ったり吐いたりしても,心拍の反応が少し遅れていることを指し,共鳴していないことを指しています.

 

【まとめ】

今回の分析結果は分かりやすい形となりました.

最近,分かってきたことは,鍛錬者は,共鳴周波数時の0.1Hz帯域のパワー値の高さや,

安静時の心拍リズムに顕著な違いがあるように思えます.

今まで,6.5回/分〜4.5回/分の間で数多くの分析を行ってきました.

その結果,6.5回/分や6.0回/分が最適な呼吸ペースであることは一般者,鍛錬者ともに希で,

だいたい,5.5回/分,5.0回/分,4.5回/分の3パターンが多いことが分かってきました.

1分間にわずか0.5回の呼吸回数の違いですが,体感スピードはかなり異なります.

・5.5回/分: 速い

・5.0回/分: 普通

・4.5回/分: 遅い

というイメージです.

これらの3種類の呼吸ペースは全く異なる呼吸法といえます.

欧米人女性のケースでは,6.0回/分に近い呼吸ペースが多いようですが,これは人種の差による違いかもしれません.

平均寿命と比較検討していくと色々と分かってくるかもしれません.

お父さんが測定中にお子さんはじっとおとなしくお母さんと行儀良く待っていました.

そして,測定終了と共にお父さんに飛びついていった光景が何とも微笑ましかったですね^^

とても品のあるご夫婦でした.

この最適な呼吸ペースによる呼吸トレーニングがご夫婦の日常生活に役立っていただけましたら幸いです.

20131027_スマホ

パソコン用以外にスマートフォン用の呼吸ペーサー(MP4)を差し上げていますので,通勤中に呼吸法を実践されている方が多いですね.

次回は,奥様のご感想,データを掲載させていただきます.

どうぞお楽しみに!

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