火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.
『最強伝説 ヒクソン・グレイシー』
この新刊ムック本は,インタビューが豊富で,過去の記事もよくまとまっていてとても読み応えがありました.
「400戦無敗」というキャッチコピーは,ヒクソンが初来日の時に,今まで戦ってきた回数を聞かれ,
「400戦ぐらいかな」と答えたことにより,初代タイガーマスクの佐山聡氏がつけました.
ヒクソンは,ブラジルで育ちましたからリング外での戦いも含めて400戦ということになるそうです.
もうリング上での戦いは引退しましたが,今でも柔術のトップクラスの人たちから簡単にタップを奪うそうですから本当に生ける伝説ですね.
ずっとグレイシー一族を代表して戦い,決して負けることが許されない状況下で勝ち続けてきたのはとてもタフなメンタルの持ち主といえます.
しかも,他の格闘家と異なり,リング上でも力みなく勝利を収めるところがすごいところですね.
同時発売の「心との戦い方」もお勧めです.
こちらは,心との向き合い方,いかにして強いメンタルを持つことができるのかをご本人が語っています.
柔術の練習と合わせて,自分独自のメンタル・トレーニングを行ってきたそうです.
それもわざとパニック状態をつくりその状況下でもリラックスできるように常日頃トレーニングしていたようです.
やはり,ヒクソンも単なるリラクセーションでは,実践では役に立たないと考えているようです.
これは,私も常日頃感じていることです.
本番でのプレッシャーをはねのけるには,日頃からプレッシャーがかかった状態でリラックスできるトレーニングが必要です.
今の坐禅やヨガに足りないのはまさにこの部分です.
ヨガもスタジオなどの良環境で行うようになってから,この部分が弱くなってきたといえます.
武道や座禅も道場という安全な空間で行うようになってから本質が失われてきました.
伝統的なヨガはヒマラヤという生きていくのが困難な厳しい環境下で無心になって瞑想することで,不動心が育まれてきました.
ヒマラヤでのトレーニングはなかなか現代人には無理だと思いますが,プレッシャーをかけたトレーニングは工夫次第でいくらでも可能です.
このときに生体計測機器でプレッシャーやストレスの状態を映し出す必要があります.
ストレスが加わった時にどれくらいのダメージがかかり,どれくらいで回復するのかを確認する必要があるからです.
ストレスに反応しない人はいません.
必ず,何かしらのストレス反応が起きます.
しかし,ストレスが加わった後の回復時間は千差満別です.
また,ストレス反応が現れる部位も人によって異なります.
頭痛,肩こり,息苦しさ,腹痛,アトピー,冷え性など,バラバラです.
簡単にいいますと自分の最も弱い部分にストレスが強く現れるということになります.
当スタジオでは,指先の皮膚温,手の発汗,僧帽筋や前額部の筋緊張,心拍,呼吸,自律神経系,脳波など
トータルで確認するのは,人によってストレス反応が現れる部位が異なるからです.
手の発汗量だけ調べて,ストレス状態でも発汗が確認されないとストレスに強いということになりますが,
そういった方は,大抵の場合,指先の皮膚温がかなり低下しています.
たくさんある情報の中から,効率的にトレーニングをするには,最もストレス反応が現れる部位を中心にトレーニングをすることです.
一番弱い部分を徹底的にトレーニングすれば,他の部分も一緒に改善されていきます.
人間の脳は基本的にひとつのことにしか集中できませんので,
徹底的にその人に合ったやり方を一つに絞り,トレーニングをしていく方が非常に効率的なトレーニングとなります.
当スタジオの会員様のトレーニングは,個人個人で全く内容が異なります.
ストレス反応には個人差があり,そもそも一律的なトレーニングで効果を上げる方が無理な話といえます.
少しでもプレッシャーをかけるトレーニングを普段から行っていると本番でのメンタル面にかなり役立つという論文もかなりの数であります.
精神的ストレスも肉体的ストレスと基本的には同じストレスです.
普段から身体を鍛えていれば,急に重い荷物を持ったとしても平気です.
しかし,鍛えていないととてもしんどいです.
同様に,普段からプレッシャーをかけたトレーニングを積んでいれば,本番でのプレッシャーにも平気になっていきます.
このようにストレスは肉体面であって精神面であっても基本的な構造,鍛え方は同じです.
ストレッチばかりしていても重い物は持てないように,リラクセーションばかりでは,プレッシャーには打ち勝てないのです.
ヒクソンや宮本武蔵は,実戦を幾度となくくぐり抜けてきました.
彼らにとっては,プレッシャー以外に自分自身を高めてくれる方法はないのだと認識していたからだと思います.
私も同じようにストレスというバーベルを持ち上げる行為以外にストレスに対して強くなる方法はないと考えています.
ですので,当スタジオは,リラクセーション施設ではなく,
あくまでも,ストレスやプレッシャーを乗り越える「たくましい心」を育むための施設を目指しています.
この部分は,一生かけて追求していきたいと思っています.
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした.
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