東京足立区でアロマジックハーブテラピーを施している相笠美弥子さん
が,『呼吸最適化プロファイル』にご参加してくださいました.
※掲載に関しては,ご本人の許可を得ております.
【お名前】
相笠 美弥子 様
【『呼吸最適化プロファイル』をお知りになったきっかけは何ですか?】
ブログのつながりでお会いして辻さんのお話やブログ内容を読んで是非体験したくなりました.
【『呼吸最適化プロファイル』のどのような点に興味を持たれましたか?】
辻さんのプロ意識,専門的なお話を聞きたくて体験したい!
呼吸の大切さを知りたい.回数で違いがあるのか知りたかった.
【プロファイル後の率直な感想をお聞かせください】
わかりやすい説明,専門的なお話を聞きながら理解してからの呼吸体験だったのでリラックスして受ける事が出来ました.
また,機械によるデータをわかりやすく教えてくださるので良かったです.
【プロファイルへの参加を迷われている方に一言メッセージをお願いします】
仕事でのストレスやきんちょうなどで日々の生活を送っている方
リラックスしたいのにリラックスする事が出来ず不調のある方
自分の能力を最大限に発揮したい方に是非体験,おすすめしたいです.
…………
相笠さん,ありがとうございました!
私はセッションを行う前に時間をかけて説明を行います.
十分納得していただいた上で取り組んでいただきたいからです.
ですので,そのプログラムは必要ないということをアドバイスさせていただくことはありますが,
こちらから無理にプログラムを勧めたりすることはありません.
センサーの取り付け方を変えてみました.
海外の文献からヒントを得ました.
第二関節に巻きつけることでより快適度が増し,小指部分に巻きつけていた皮膚温計を薬指の別のセンサーの内側に巻きつけてみました.
小指がフリーになり,テープも必要なくなり一石二鳥です.
ちょっとしたことですが,取り付けるセンサーは少なければ少ないほど,被験者への拘束度合いが緩和され,ストレスの軽減につながります.
センサーの取り付け方も非常に奥が深いですね.
それでは簡単に相笠さんの『呼吸最適化プロファイル』の結果を見てみましょう.
【5.5回/分】
(※グラフ上: 0.1Hz帯域(緑線)のパワー値 ※グラフ下: 心拍)
やはりセラピストですので,呼吸法はお上手でしたね.
5.5回/分は,心拍の変動も安定していますし,決して悪くはないです.
ただもっと最適な呼吸ペースがあるかもしれませんので他も見てみましょう.
※ちなみに,6.5回/分と6.0回/分は,ほとんど共鳴していない状態でした.
【5.0回/分】★最適な呼吸ペース(共鳴周波数)!
わずか0.5回呼吸ペースを変えただけですが,この変わりようです.
0.1Hz帯域のパワー値も250PSDから600PSDにまで高まっています.
心拍の波形も大きく安定してきました.
ご本人も5.0回/分の呼吸法を行っている時の時間が一番短く感じたそうです.
このように自分の最適な呼吸ペースで呼吸法を行うと,皆様とても時間が短く感じるようです.
これは本当に面白い現象です.
まあゾーンやフロー状態では,時間がスローモーションのように流れる感じがしたと述べているアスリートも多いことから,
何か物理的な時間軸から解放されるのでしょうね.
後は急に体がポカポカしだす現象が起きてきます.
このように自分にとって最適な心身の状態を知り,脳に認識させる行為はとても重要です.
でないと脳はどういう状態が良好な状態なのか,
そのものさしがないとその状態を情報として記憶することができず,結果その状態を故意に引き出すこともできないからです.
【4.5回/分】
4.5回/分も悪くはありませんが,0.1Hz帯域のパワー値が低下し,0.1Hz帯域より低い帯域(青色部分)が共鳴してしまっています.
心拍の波形も全体的に低くなってしまいました.
リラックスしている時は,大きくゆったりとした波形がリズミカルに現れます.
ご本人も5.0回/分の方が良かったとおしゃっていました.
私はデータの内容をお見せする前に必ずご本人にどの呼吸回数が一番良かったかを聞きます.
データを先に見せてしまうとバイアス(先入観)から正しい判断ができなくなってしまうからです.
脳と身体のつながりが良い方,正確には脳の「島皮質」の活性度合が高い方は,
最適な呼吸回数を当てられるケースがかなりの確率で高いです.
【まとめ】
相笠さんの最適な呼吸ペースは,他の細かい数値も確認したところ,5.0回/分から4.5回/分にかけての遅い周波数に共鳴するタイプでした.
共鳴周波数としては,5.0回/分になります.
どの呼吸ペースだから良いというものではなく,
最大限のリラクセーション効果を得るには,自分に合った呼吸ペースで呼吸法を行うことが必須になってきます.
本当にわずかな狂いが大きな違いを生んでくるのが共鳴周波数の特性なのです.