ニューロフィードバック+バイオフィードバック=サイバーヨガ・スタジオの辻です.
今日,時間が空き,たまたま本屋さんをブラブラしていましたら, 大竹しのぶさんの新著『まあいいか』が店頭に並んでいました(本当に偶然!).
朝日新聞でのコラム連載をまとめたもののようです.
意外にも初エッセイなのですね.
こちらの書籍の225ページに「脳波チェック」についてのコラムが書かれています.
大竹しのぶさんといえば,舞台稽古などでは,台本を持ち歩かず,自分のセリフだけでなく,
相手のセリフまでも頭に全て入れてしまう方ですから本当に最高の集中力の持ち主だと思います.
さらに本番でも全くアガらず,逆にワクワクしてしまうそうですから,一瞬で“ゾーン状態(無我の状態)”に入ってしまうのでしょうね.
一流のアスリートもそうですが,本人の中ではゾーンに入るスイッチのようなものが感覚的に存在するようです.
ただ,あくまでも感覚の世界ですので,口で伝えることができないそうです.
………
私の所では,科学的にゾーンに入る研究を行っています.
おそらく精神分析としての脳波や自律神経分析に関しては,国内では相当数の分析を行ってきていると自負しています.
そして,仕事が終わってから,海外の論文を読み,自分が測定したデータと比べ,あーでもない,こーでもないと一人会議をしています.
…この時間は,私にとって一番楽しい時間なのですね.
分析結果が予想と外れた場合はショックではなく,むしろその原因を解明していく作業がとても楽しいです.
ヨガの指導も楽しいですし,分析作業も楽しいです.
今,特に力を入れているのは,脳波のトレーニング中に眠たくなってしまう現象の改善です.
これはご本人に問題があるのではなく,トレーニング自体に工夫が必要ということに気づきました.
そして注意・集中には,短期的集中と長期的集中の2種類あることが分かってきました.
仕事によってはどちらか一方の能力を高められれば良いと思っています.
実際,テニスのトップの選手も自分のサービスの時にだけしか集中しないという選手もいらっしゃいます.
そして,レシーブ時は,脳を休め,ブレークできればラッキーという具合に構えているそうです.
人間が本当に集中できる時間はせいぜい多く見積もっても10分にも満たないですから,このやり方はある意味正しいといえます.
現在,『ストレスプロファイル(精神生理学ストレス検査)』は,私の所では,一二を争う人気プログラムです.
ヨガに興味がある方でも,まずこちらを受けられる方がほとんどです.
昔は,あがり症を何とかしたいという相談がほとんどでしたが,
今は,仕事中の集中力を改善して何とかしてパフォーマンスを高めたいと願う方々がほとんどです.
『ストレスプロファイル』によって,脳のどの部分に問題があるのかをデータを基にご説明できます.
私はよく占い師のように思われますが,あくまでもデータに基づいて,
普段どういうことで悩んだり,失敗しているかということを当てていきます.
『ストレスプロファイル』は,お客様との何気ない会話から私の中で既に分析が始まっています.
そしてそのやりとりの中で『ストレスプロファイル』の分析結果の予想は9割つきます.
予想が外れた場合は,
大抵,お客様の方で,分析の前に痛み止めの薬を飲まれていたりなど,薬による影響が出てしまっているケースです.
この場合,本当に二つの相反する気質がデータの中に混在するような形になります.
しかし,今では,かなりの数の分析を経験してきましたので,原因不明となるケースはほとんど希です.
やる気が出ない,常に不安が頭から離れないなどの兆候がみられる場合,脳のどこかしらに問題があります.
しかし,原因,敵の正体が分かれば,不安は消えていくものです.
なぜならそれに対する改善策が選択可能だからです.
気分を改善する場合,リラックスか,活性化(アクティベーション)のどちらか二つしかありません.
しかし,既に注意を散漫にするシータ波が多い方の場合,
リラクセーションをしてしまうと,眠気が増し,ひどい場合はうつ症状が出て来てしまいます.
さらに緊張や不安と関わるベータ波が多いタイプが集中力を高めてしまうと,
過緊張で交感神経優位となり,免疫力が低下していってしまうリスクがあります.
ですので,『ストレスプロファイル』によって自分の脳波や自律神経のタイプをしっかり分析をする必要があるのです.
徹底した分析を行わず,脳波トレーニング(ニューロフィードバック)を行った場合,
症状が悪化していくだけで百害あって一利なしです.
何となくではなく,科学的に自分を知りたいと願う方は是非『ストレスプロファイル』をご受講ください.