クロン・グレイシーの強さの秘密はヨガの呼吸法にあり!
先日,格闘家の岩倉豪さんが,自身のフェイスブックで
“クロングレイシーの腹の動きはクンダリーニヨガの腹の動きをしていた。
プロモーションビデオでも内臓を鍛えるヨガの動きを普通の格闘家だと理解できない。
ヨガや中国拳法の内功の鍛えている武道家にボディーは効かない。
内臓を鍛えると内臓器官が筋肉の厚みを持ち、胸筋を正拳突きで叩いていると同じ状態になる。
川尻の敗因は相手の練習が本当は何をやっているかの理解が足りない。
打撃でボディーを攻撃する戦術は良い。
クロングレイシーの体型が細くて体重あるのは、どこに?見えない筋肉があるのか理解すべきだ。
内臓を鍛えるからクロングレイシーの息が切れない。
自動車に例えると軽四のボディーにレクサスのエンジンと機能を備えている。
クロングレイシーのCTを調べればわかるんだけどな、内臓の厚みが”
と書かれていました.
間違いなくクロン,ヒクソン親子の肉体と精神と技の土台作りを担っているのはヨガです.
これはもう間違いなく言い切って良いでしょう.
それも今流行りのフィットネス色の強いヨガではなく,クラシカルなヨガです.
クンダリーニヨガで肉体改造をすると,ちょうど日本刀のような硬い鉄と柔らかい鉄が合わさった強靱な腹が手に入ります.
これは実践されている方は皆さん納得されると思いますが,
弾力のある硬い腹筋というイメージで,通常の腹筋で作った単に硬い腹とは全く異なるものです.
ですので,試合時のあのパンチはほとんど効いていないと思います.
ちなみにヒクソン・グレイシーのセミナーでは,まず開始冒頭に30分程ヨガの呼吸法のレクチャーから入るそうです.
ヨガによる心身の鍛錬と呼吸と動作を一致させることでパフォーマンスを最大に引き出すことに重きを置いているようです.
…ちなみに岩倉さん自身もクンダリーニヨガを10年以上実践されているヨガの達人格闘家です.
早い段階で柔術におけるヨガの重要性に気づかれ,自身のトレーニングにヨガを取り込まれています.
個人的にもヨガと柔術は相性が抜群だと思っています.
もっともっと柔術の世界だけに留まらず,
総合格闘技をはじめとする格闘技や武道,空手分野にヨガの有効性が浸透することを願っています.