マインドフルネスで「今この瞬間」に集中することも,脳波をパフォーマンス発揮に望ましい状態にコントロールすることも,ただ安静状態でトレーニングしても十分ではありません.
メンタルコントロールの基礎トレーニングの段階として,それらのトレーニングを行うことは十分意味があります.
ただ,競技現場や熾烈を争うビジネス現場では,お寺やヨガスタジオなどの安静空間ではありません.
ピリピリとした張り詰めた緊張現場のはずです.
結果を出さなければいけない現場がそうした環境なら
同じようなストレス状態をつくり,その中でメンタルコントロールができなければ意味がありません.
私の所でのトレーニングの大きな特徴が,このストレスがかかった状態でのメンタルトレーニングに力を入れているところです.
かけるべきストレスの負荷の種類は,身体的プレッシャーと,精神的プレッシャーに分けられます.
それぞれトレーニングが異なります.
脳波のコントロールも最終的にはこうしたストレス負荷がかかった状態でコントロールできなければ,競技現場ではまず役に立たないでしょう.