「火の呼吸」で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です。
『るろうに剣心』という幕末を舞台にした伝説の浪人剣士のアニメが映画化によりまた注目を集めています。
作者の和月伸宏さんは、私と同じように、司馬遼太郎さんの『燃えよ剣』の大ファンだそうです。
『燃えよ剣』は、言わずと知れた新選組副長・土方歳三の生涯を描いた歴史小説です。
実際のご子孫の土方さんのブログはこちら!
年に一回の歳三さんの誕生日には愛刀「和泉守兼定」も見れますよ!
ちなみに、歳三さんの愛刀は、「ノサダ」と称される名刀匠、2代目兼定のものではなく、11代目のもののようです。
局長の近藤勇にいたっては、名刀「虎徹」を帯刀していたそうですから、皆さん立場が立場だけにやはり良い刀をお持ちですね。
話を戻しますが、『るろうに剣心』には、敵役に瀬田宗次郎という青年剣士が出てきます。
見た目はとても爽やかな好青年といった感じですが、これが恐ろしいくらい強いです。
とにかく、圧倒的なスピードです!
もちろん、刀の使い方や、足さばきなど、実際の動きが速いのは当然です。
しかし、単に動作が速いことだけが彼の強さの要因ではないようです。
彼の真の強さは、感情の起伏が一切ないところにあります。
ですので、相手は、彼の行動を一切読むことができません。
先に仕掛けても、カウンター狙いも通用しません。
相手が何をしてくるか分からない…これほど相手を不安に陥れることはないといえますね。
いつもニコニコしているので本当に不気味です。
心が外の対象物に対して引きずられないですから、こちらのフェイントにも一切引っかかってくれません。
相手のミスを待つほかありません。
そんな彼でも、幕末最強とまで謳われた伝説の剣客、緋村剣心(主人公)との対決で、感情が乱れ出します。
うまく斬れた、斬れなかったというように結果に意識が向かうようになり、自分の刀の振り方に対して評価づけをしだしたからです。
自分の刀の振りに対して「悪い」という評価をしだしたものですから、イライラし始めます。
刀を外しても、「良い・悪い」の評価づけをしないことが彼の本来の強さだったのが、もろくも崩れだします。
結果、本人が感情の起伏を抑えるようになった過去に意識(トラウマ記憶)が向かうようになり、
感情のコントロールが完全に崩壊することになります。
以前、ご紹介させていただきました『弓と禅』の中で、阿波研造師範は、
矢が的に当たっても当たらなくてもいちいちそれに対して一喜一憂するなという旨を述べています。
ちなみに、評価づけをしない心の習慣は何もお侍さんみたいに決闘で養成する必要はなく、
日常生活の中でトレーニング可能です。
例えば、外で食事をするだけでもかなりのトレーニングが可能です。
↓
・料理がなかなか出てこない。
・店員さんが呼んでもなかなか来てくれない。
・イスが硬い。
・店内が汚い。
・周りが騒がしい。
・料理がまずい…etc
このような経験をした場合でも、評価づけをしないで淡々とイスに座るトレーニングです。
これは、立派な瞑想トレーニングといえます。
ですので、三ツ星級のお店では、逆になかなか心を鍛えるチャンスに巡り会えないかもしれません。
ちなみに、私のいとこがヨーロッパの一つ星のホテル(ホテルは基本的に五つ星が最高)に泊まったときは、
部屋に入ったまでは良かったのだそうですが、扉が歪んでいたため、外に出られなくなってしまったそうです…
本日も最後までお付き合い頂き、ありがとうございます。
東京都 港区 田町【無敗脳ヨガ道場】辻でした。
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