2014/05/19 カテゴリ:ブログ

ヒクソン・グレイシーの3つのヨガ呼吸法

火の呼吸で一生負けない脳をつくる無敗脳ヨガ道場の辻です.

 

 

ヒクソン・グレイシーに関しては,400戦無敗の伝説の格闘家として有名ですので,詳しい説明は省かせていただきます.

 

度々,このブログではヒクソンについて明記させていただいています.

 

それは,彼が熱心なヨガ格闘家だからです.

ヒクソン 火の呼吸

毎日,裏庭やビーチでの練習を欠かしません.

 

グレイシー一族は親族全員を含めますと大家族ですがヨガを本格的に取り入れているのは彼だけです.

 

元々才能あふれる選手がヨガを取り入れることでその潜在能力が余すところなく発揮されているという感じでしょうか.

 

彼は,ヨガのテクニックの中でも特に呼吸法を重視しています.

ヒクソン 呼吸法

 

その種類は肺をめいいっぱい使った横隔膜を使った腹式呼吸,火の呼吸のようなペースの速い呼吸法,ナウリバンダ

 

3種類です.

 

あとは,止まったあぐらの姿勢だけでなく,柔術の動きや動物の動きを真似た独特のムーブメントに合わせた呼吸法です.

 

彼は,呼吸法を戦いで役立たせるには,

 

動きに合わせた呼吸法も同時に行わないと全体の30%しか完成していないことになると言っていました.

 

ヒクソン ヨガ

最大限の力を発揮させるにはどのような場面でも動きと呼吸が一致している必要があるそうです.

 

それでは,今回は彼がよく行っている上記3つの呼吸法について明記させていただきます.

 

①の腹式呼吸を重要視しているのは,

 

柔術やバーリトゥード(何でもあり)の戦いにおいて,相手に上から身体をがっちり押さえ込まれてしまった場合,

 

肺が圧迫され思うように呼吸ができず,体力が奪われ,息が苦しくなりパニックになってしまうからだそうです.

 

そこで,胸ではなく,横隔膜を使って肺の底をめいいっぱい活用した腹式呼吸を重視しています.

 

ヒクソン ヨガ

ヒクソンの場合は,息を吸うと,お腹が膨らむだけでなく脇腹や背中の方の筋肉が盛り上がります

 

相手に押さえ込まれたときはこのように腰のあたりで呼吸をしているそうです.

 

この呼吸法は発声練習の一環として劇団四季の方も実際にテレビで行っていました.

 

腹式呼吸は単純に見えますが,慣れていない方は,呼吸時にかなり肩や顔に力が入っています

 

形としてはお腹で呼吸は行っていますがかなり力んだ状態であり,呼吸する度に苦しくなってしまいます.

 

私のところでは,生体情報を分析することで正しくリラクセーション効果が出ているか,

 

最適な呼吸ペースで呼吸が行われているかという分析にかなり力を入れています.

ピークパフォーマンス トレーニング

これは専門的には「心拍変動バイオフィードバック(HRV: Heart Rate Variability)と呼ばれ,

 

海外の医療機関やスポーツ科学分野では当然のように取り組まれています.

 

日本もあと5年もすれば一般的に普及されていると思います.

 

ヒクソンといえば,②の速い呼吸法のイメージがあるかもしれません.

 

練習の後に5分程行うことが多いと言っていました.

 

試合などでは,息が速くなる展開が多く,練習後の息が乱れている状態で行うことで速い呼吸に慣らすのが目的のようです.

 

③のナウリバンダは,ハタヨガで行われる浄化法の一種です.

ヒクソン ヨガ

これ以外に鼻や口,胃の洗浄などがあります.

 

しかし,テレビで取り扱われるのはナウリバンダが多いようです.

 

その理由としてお腹がグニャグニャ生き物のように動くことでヨガの達人ぽく見えることと,

 

他の技法はビジュアル的にとても見栄えのするものではないからです.

 

ナウリバンダは,ウッディヤーナバンダという横隔膜を上に引き上げる締めつけを行った後に

 

左右の太ももの付け根を肘や手で押して腹直筋を左右に動かします(あぐらの場合).

 

横隔膜を上に引き上げた状態で右太ももの付け根を押すと腹直筋は左に移動し,左太ももの付け根を押すと右に移動します.

 

この押しつけ動作をリズミカルに行うことで左右にまるで生き物のように腹筋がグニャグニャと動き出します.

 

ただ修行法系ヨガのラージャヨガやクンダリー二ヨガで行うことはほとんどありません

 

あくまでも内蔵の浄化,マッサージであり,クンダリー二やチャクラに影響を与えるテクニックではないからです.

 

重要なテクニックというのは実はもっとシンプルで効果が高いものです.

 

ヒクソン ヨガ

ヒクソンはお腹の奥深くにある筋肉を十分に使いこなすことで①と②の呼吸法に役立たせる目的で行っているようです.

 

彼の場合,速い呼吸の後に行うケースがほとんどです.

 

速い呼吸で生まれた熱を身体全体に行き渡らせる目的もあるのかもしれません.

 

クンダリーニヨガでも「火の呼吸」の後にこのようなバンダ(締め付け動作)をエネルギーの増幅と上昇のために必ず行います

 

ヒクソンが重視している上記3つの呼吸は当スタジオでも特に力を入れている呼吸法です.

 

自分に合った最適なペースでの丹田呼吸,火の呼吸,バンダ(5種類)

 

クンダリー二の覚醒やチャクラの活性化,丹田の強化が目的の場合,この3つだけで十分です.

 

逆にこの3つに絞ってトレーニングに集中するべきだと思います.

 

シンプル イズ ザ ベストです.

 

今回紹介した呼吸法(画像のエクササイズも含む)を習得したい方は,「無敗脳ヨガ 」をどうぞ一度ご受講ください.


【筑波大学発ベンチャー(株)サイバー・ヨガ研究所

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