ビリヤード・トッププレーヤーのメンタルの強さに迫る!- Part2 –
本日は,ビリヤード専門誌『QUE'S』11月号掲載分の測定第二弾でした.
今回,お越しいただいたのは,先日のユニバーシアードで見事銀メダルを獲得した鈴木謙吾選手.
内容は,前回同様に様々なトライアルやプレッシャーがかかった中での精神生理学的変化の測定です.
今回も測定に6時間近くかかりました.
結果は,自分が予想していたものになりましたので面白かったです.
何が面白いかといいますと,頭の中,理論上こうなるだろうなと予想していたことが,実際に起こるところでしょうか?
やはり脳波測定は大事だと思いました.
なぜなら人の覚醒レベルをそのまま映し出してくれるからです.
それに対して自律神経は結構まばらな動き方をします.
ただ手の汗の発汗は嘘発見器に使われるほど反応性が良く,脳の覚醒を反映しているといえます.
いずれにしても高いパフォーマンス発揮には,リラックスと集中のバランスが大事で
“ゾーン”というのはダイヤルがピンポイントではまった時に現れる代物です.
トップアスリートでも自分の力で自在にその状態をつくり出すことは困難であり,
一度も経験したことがないアスリートもかなり多いです.
ピンポイントですからそれは脳の覚醒レベルの中の「点」なのです.
ですからそうした幻の点を目指すよりもその辺り,つまり中覚醒領域あたりという「面」を目指した方が現実的なのです.
ゾーンは入れればラッキーぐらいに留めておき,“ここ一番”ではリラックスと集中のバランスが取れた状態を目指す!
…私の所では,その領域に達する方法として3種類のアプローチを用意しています.
具体的な方法につきましては前号の『QUE'S』9月号をご覧下さい.
10月4日発売の11月号も様々な試みをしていますのでどうぞご一読下さい!
ヨガ×最新テクノロジー『サイバーヨガ』