「イメージ能力」の真実
イメージは,自分が勝つようなイメージというイメージだけでなく,自分に対するイメージもメンタルには大きく関わってくる.
自分に対するイメージである自己イメージや自己価値観が低いと何をやってもうまくいかない.
それは,潜在意識下で,「またどうせダメだろう」と諦めている自分の存在,イメージが眠っているからである.
よく新しいダイエットを試みては,失敗し,また別のダイエット法を試すダイエット難民がとても多いが,
これなんかもその典型で,新しいダイエット法に対し,「今度こそは!」と顕在意識上では,興奮しているが,潜在意識下では,
ダイエットにまた失敗している自分のイメージが深く刻み込まれているのである.
その悪い自己イメージを書き換えない限り,ダイエットがうまくいくことはほとんどないといえる.
そして,イメージが最も働く覚醒レベルは,シータ波とアルファ波の間ぐらい(7-10Hz)といる.
目を閉じれば,アルファ波はすぐに脳内に現れてくる.
そのアルファ波にシータ波が混じってくるとイメージングには最適な状態とされている.
難しいのは,このシータ波が多すぎると,今度は眠気を帯びた状態となってしまうことである.
この問題も脳波計を活用したニューロフィードバックトレーニングなら簡単に達成することができる.
アルファ波とシータ波がある一定上増えると音で教えてくれ,シータ波が増えすぎ(眼球の筋電図からの割り出し),とアラームで教えてくれる
こうした脳波を音で還元することで,トレーニングを受けている方は次第に脳波計がなくても
今,イメージに良い状態が感覚的につかめるようになり,普段の勝利イメージなどの影響もより高まっていくことが期待される.
通常のイメージトレーニングがうまくいかないのは,覚醒レベルが高すぎるからと考えられる.
イメージトレーニングは,イメージングに最適な脳波状態で行うべきなのである.